~災害からの『 逃げ遅れゼロ 』に向けて~
近年、気象状況が激しさを増しており、全国各地で砂防施設の整備水準を上回る規模の土砂災害が発生しています。砂防施設が整備されたとしても、想定を超える災害に対して、八一ド対策は被害を軽減さ世る効果があっても、被害の全てをなくすことはできません。
国では平成26年8月の広島市での土砂災害を受け、土砂災害防止法を改正し、土砂災害への警戒避難を的確に行えるよう、平成27年4月に「土砂災害警戒避難ガイドドライン」を改訂しています。
このガイドラインでは、土砂災害は発生場所や発生時刻を正確に予測すること力嘆置しい災害であり、警戒避難体制をあらかじめ整備し、 危険性力清まった時には避難等を行い土砂災害から身を守ること力が重要であるとしています。
このような状況の中、県内で発生した平成30年7月豪雨災害を教訓に、住民の自主的な避難行動につながるよう,次回等地区単位の土砂災害ハザードマップを作成し,土砂災害に関する住民の意識啓発を図るために,地区単位の「住民参加型土砂災害ハザードマップ」の策定支援を行うことを目的に,「作成の手引」と「ハザードマップの作成事例」を公開するよう,準備しているところです.
令和2年3月
山口県 土木建築部 砂防課
徳山工業高等専門学校 都市計画研究室